外貨預金や外貨MMFの場合は?
通常、外貨建て金融商品というのは、外貨預金であれ外貨MMFであれ、すべてにおいて外貨を買うことから取引を始めます。
つまり、手持ちの円を外貨に替えて、外貨預金にお金を預けたり、あるいは外貨MMFを買ったりすることになるわけです。
そのため、円安・外貨高になれば為替差益を得られますが、反対に、円高・外貨安になると為替差損が生じることになります。
FXの場合は?
FXの場合も、外貨を買った後に円高・外貨安が進んだ場合には、為替差損が発生することになります。
これは、外貨を買っている以上、外貨預金など他の外貨建て金融商品と同様のことがいえます。
しかしながら、反対に円高・外貨安が進んだとしても、FXなら為替差益を得ることが可能です。
この点が、FXと他の外貨建て金融商品の仕組み、収益構造とが大きく異なるところです。
というのは、FXの場合、外貨を売ることから取引を始めることができるからです。
例えば、1ドル=100円の時に、今後ドルが値下がりするという予測をたてたのであれば、ここでドルを売ります。
そして、ドルが予測通りに下落し、1ドル=95円になった時に買い戻したとしたら、1ドルにつき5円の為替差益を得ることができます。
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