通貨ペアとは?
基本的に為替取引というのは、異なる2国間の通貨について、一方を買い、他方を売るというものです。
つまり、常に2つの通貨を同時に売買することになるので、どの通貨とどの通貨を売買するかということを「通貨ペア」という言葉で表現しているのです。
外国為替市場では、基軸通貨である米ドルの取引量が最も多いので、米ドルと円、米ドルとユーロ、米ドルと豪ドル…というように、通貨ペアの一方は米ドルであるのが一般的です。
クロス取引とは?
もちろん、円とユーロといった通貨ペアもありますが、直接取引するケースは少なくて、例えば、円売りユーロ買いの取引を行う場合には、円売り米ドル買いを行うとともに、米ドル売りユーロ買いを行うという形になります。
このように、米ドル以外の通貨ペアの取引の場合には、流動性を高めるために、間に米ドルを介在させています。
こういった取引をクロス取引といいます。 |