ユーロの傾向は?
ユーロというのは、欧州通貨統合により発足した共通の通貨のことで、次の全15か国の通貨を統合することによって、誕生しました。
■フランス
■イタリア
■ドイツ
■オランダ
■ベルギー
■オーストリア
■アイルランド
■フィンランド
■ポルトガル
■ギリシャ
■スロベニア
■ルクセンブルク
■スペイン
■マルタキプロス
ユーロが流通している経済圏の規模は、GDPや人口などで米国に肩を並べており、ユーロを第2の基軸通貨をみなす傾向が強くなっています。
しかし、複数の国の金融政策や通貨政策を、1つの中央銀行(欧州中央銀行)が扱うことは、国の経済情勢などに応じたきめの細かい政策対応が困難であり、そこにユーロの矛盾点を指摘する意見も多くあります。
よって、ユーロが第2の基軸通貨になれるのかどうかが決まるのには、かなり長い時間がかかると思われます。
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