外貨投資の基礎知識



有事の為替相場への影響について

どのような影響がありますか?

テロや紛争などの「有事」は、外的要因の代表格として市場に影響を及ぼします。

物理的にも人やモノが傷つくことから、一見、そのインパクトは大きいと思われがちですが、ここ最近のテロと相場の関係を見てみますと、確かにインパクトは大きいのですが、実体経済に影響がなければ、すぐに相場に吸収されてしまうという傾向にあります。

実際、米国の9・11同時多発テロの後、米ドルはパニック的に売られましたが、翌月にはほとんどが買い戻されています。

また、2005年に英国で起きたテロのときも、翌日にはほぼ回復しています。

さらに、主要先進国から見た際の外部紛争であるイスラエルや中東情勢の悪化なども、その多くは短期的な売り材料と捉えられ、その後すぐに買い戻されています。

人がどのように思うのかが重要

なお、相場においては、人がどのように思うかということが重要になります。つまり、大事なことは、経済情報だけでなく、それを見た人がどのように思うのかを予想することということです。


実需タイプの参加者
投機筋の為替相場への影響
CFTCで投機筋の動向をみる
COTレポートの見方
有事の為替相場への影響

仮需と実需
実需と仮需の相違点
CFTCとCOTレポート
市場の外的要因
有事の際の戦略


足とチャートの期間選択
テクニカル分析を用いる理由

景況感指数の特徴と見方
外貨投資と為替変動リスク


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