FXの値動きは?
FXと株式投資とで最も大きく違う点は、その値動きです。
FXは株よりも値動きが小さいので、株よりもローリスク・ローリターンの商品です。
株の場合は、投資対象が10倍になることもあれば、投資した会社が倒産して0になることもあり得ます。
しかしながら、FXの場合には、そのようなことはありません。
例えば、ドル円で考えてみても、現在の1ドル=105円のレートが、1年後にその10倍の1ドル=1,050円になることはまず考えられません。
同様に、1ドル=105円が、1年後にその1/10の1ドル=10.5円になることもまずないでしょう。
このように、通貨というのは株と比較して値動きが小さい商品といえます。
FXでリスクをとる場合は?
FXは基本的にはローリスク・ローリターンの商品なのですが、もう少しリスクをとって利益を得たいと考える人もいるかもしれません。
そのような場合に利用するのが、レバレッジになります。
株式投資の場合は、例えば、100万円を投資資金に株価1,000円の株を1,000株購入後、株価2,000円になったところで売却すると利益は100万円です。
FXの場合は、例えば、1ドル=100円のときに、100万円の証拠金を投資資金にして、レバレッジ10倍を利用し10万ドルを購入、その後、1ドル=110円になったときに売却すれば、同じように利益は100万円になります。
このレバレッジが利用できるがために、FXはハイリスク・ハイリターンと言われるのですが、実際にはFXは株よりも値動きが小さいので、レバレッジを利用してようやく株と同様のリスクとリターンの商品となるということもいえるのです。
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