テクニカル分析は羅針盤
投資というのは、常に決断と判断の連続です。
しかしながら、投資家も人間である以上、その日の心理や心情に投資判断が左右されてしまいがちです。
このような一定とはいえない勘や心理を排除したテクニカル分析は、客観的な判断を可能にしてくれます。
つまり、テクニカル分析とは、予測不能な為替相場の先を照らす羅針盤のようなものといえるのです。
FXでのテクニカル分析を使った投資判断とは?
現在のドル円の為替レートが105円だったとします。この先の為替レートは上昇するのか下降するのは、どうのように判断すべきでしょうか。
まずはじめにすべきことは、105円というレベルが、現時点でどのような位置にあるのかを確認することですが、この作業をテクニカル分析と呼びます。
そして、例えば、この日の前日の取引レンジが高値は106.50円で安値が104.80円であったとしたら、現在の水準は、最近の為替相場のなかでは安い方に位置しているということがわかります。
こうした判断に基づいて、投資家は「安いから買ってみよう」とか「前日の安値を抜けたら売ってしまおう」などと考えて、投資判断を下すことができるのです。
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