ボリンジャーバンドは順張りか逆張りか?
ボリンジャーバンドは、非常に有効なテクニカル指標ですが、やはり単独で使用するとダマシが多くなりがちです。
具体的には、ボリンジャーバンドは逆張り系の指標なので、トレンドが発生した時にダマシが多くなります。
どんどん上昇していく相場では、+2σに張付いたまま、売りサインを出し続けた状態で上昇して行きますし、反対に、どんどん下降していく相場では、−2σに張付いたまま、買いサインを出し続けた状態で下降していきます。
よって、トレンドが発生している時には、ボリンジャーバンドを順張り系の指標として使うのがよいと思われます。
つまり、+2σで買い、−2σで売りと判断するということです。
ボリンジャーバンドとMACDを組み合わせる
ただし、ボリンジャーバンドだけでは、トレンドが発生しているのかどうかはわかりませんから、これだけでは、教科書どおりに逆張り指標として使用するべきか、それとも順張り指標として使用するべきかの判断が困難となります。
ここで、MACDを補助として併用するのです。
具体的には、ボリンジャーバンドの+2σ、−2σにタッチした時に、MACDを見て、トレンドが継続しているのかどうかを見ればよいのです。
このように、ボリンジャーバンドで買いか、あるいは売りか自信が持てない時には、MACDを組み合わせてトレンドを見るとわかりやすいです。 |