金投資は分散投資になる?
もともと分散投資というのは、値動きを小さくして、途中で大きな下げを被らないようにしようという発想からのものです。
1つの資産に集中的に投資した場合には、上手くいけばいいですが、下げ相場に遭遇するとそれに耐えられなくなり、大きなストレスを感じて運用に消極的になってしまうという面があります。
そして、その後の上昇相場を逃してしまうと言われています。
よって、長期で運用を継続できるようにするには、それを避ける必要があります。
こうした点を考えて、「金」を5〜10%入れておくと、株式中心で運用してきた人よりも、下げ相場のダメージをある程度抑えることができます。
結局のところ、長く投資を続けていくには、このような視点が重要なのではないでしょうか。
「金」以外の部分はどうしたらよいのですか?
分散投資のために「金」を保有するうえでは、他の資産とのバランスも考える必要がでてきます。
例えば、資産全体の10%を「金」にしたからといって、残りのすべてが株でいいわけではありませんし、またすべてが預金でいいわけでもないからです。
よって、残りの資産とのバランスも考慮した上で、「金」の配分を5%とか10%というように決めることが大切です。
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