ドル相場について
一般的に、金価格はドルが売られると上昇しやすく、ドルが買われると下落しやすいといわれています。
これは、「有事のドル買い」「有事の金買い」といわれるように、どちらも安全資産の代表格であることから、一方が下がれば、他方に資金が流入するという構図にあるからです。
ちなみに、「リーマンショック」後の急激な金高、ドル安も、この構図通りの投資行動によるものだったと考えられます。
米国経済の影響について
一般に、次のような米国の主要経済指標が好調を示す数値が発表されると、「金」は売られやすくなります。
■失業率
■消費者物価指数
■金利動向
■住宅着工件数
■鉱工業生産...など
なお、中長期的には、米国の財政収支や経常収支の悪化によりドル安圧力が強まることから、逆相関的な相場を描きやすい「金」の価格は、少しずつ上昇するのではないかとの見方もあります。
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