様々なタイプ別に考えますと、次のような金投資商品がオススメです。

■売却益を狙いたいというケース
短期売買で収益を上げたい場合は、金ＥＴＦが有利です。というのは、一般的に金地金の小売価格は1日に数回しか公示されませんが、金ＥＴＦでしたらリアルタイムな市場で取引できますから、収益チャンスを逃しません。

また、オンライン取引ならパソコンで取引できるのも便利です。さらに、信用取引を行えば、価格下落局面においても利益を追求することが可能です。

■子供や孫に分け与えたいケース
将来、子供や孫に「金」をプレゼントしたいのであれば、地金型金貨がオススメです。金貨は10分の1トロイオンスから購入でき、小分けするのに適しているいるからです。

年間110万円以下であれば贈与税はかかりませんので、生前に少しずつ贈与していくのも一つの方法です。また、金貨はデザイン性にも優れていますので、誕生日などのプレゼントにもよくあいます。

■まずは少額から始めたいケース
資産の一部として「金」を持ちたいけれど、まとまった資金がないという人の場合は、純金積立がオススメです。これは、毎月の最低積立額は3,000円程度からなので、生活に支障なく始めることができるからです。

資金は銀行口座から毎月自動引き落としされますので、気が付くと「こんなにたまっていた」となるかもしれません。

■株式の値下がりをヘッジしたいケース
金相場というのは、株式や債券の相場と逆相関的な動きを示す傾向にあります。なので、株式などを資産として保有している人は、金を保有することにより株式などの価格変動リスクをヘッジすることが可能です。

例えば、株式が総資産の10％程度を占めているのであれば、同様に10％程度の資産を金地金で保有してみるのもよいと思われます。

□金価格を決定する要因とは？（２）
□金価格を決定する要因とは？（４）
□金地金と金貨ではどちらがトク？
□ドル・コスト平均法と金地金・金貨の購入手順
□金投資商品の特徴は？

□金価格を決定する要因とは？（３）
□金購入のポイントは？
□純金積立とドル・コスト平均法
□どの金投資を選択したらいい？
□タイプ別オススメ金投資商品