外貨投資の基礎知識



金価格を決定する要因とは?(4)

地政学的リスクについて

過去1979年の旧ソ連のアフガニスタン侵攻やイラン革命、近年2001年9月の米同時多発テロなど、金価格は有事のたびに大きく上昇しました。

今後も、大きな戦争や国際紛争、大規模テロなどが発生した場合には、金価格が一時的に大きく跳ね上がる可能性があります。

これまでの金価格の推移はどのようになっているのですか?

過去、金価格は次のように推移してきました。

ソ連軍アフガニスタン侵攻・第2次オイルショック
⇒ ソ連のアフガニスタン侵攻やイラン革命などで、金価格は大きく上昇しました。この頃「有事の金」という言葉が誕生しました。

メキシコ債務危機
⇒ 1982年、メキシコ債務危機やフォークランド紛争などによる国際緊張の高まりが「金」や資源価格の上昇につながりました。

G5でプラザ合意
⇒ 1985年、プラザ合意によるドル高是正承認後の3年間、ドルは下落し、金価格は上昇を続けました。}

湾岸戦争勃発
⇒ 湾岸戦争が圧倒的な米国の軍事力によって瞬時に決着したことにより、「強いドル」への世界的な信頼が成立しました。これにより「有事の金」から「有事のドル」に流れが変わりました。

米国同時多発テロ
⇒ 米国同時多発テロにより「有事の金」が復活しました。それ以降、中東やパレスチナなどで国際緊張に対する心理的ヘッジ先として「金」が重要な選択肢となります。

日本でペイオフ全面解禁
⇒ サブプライムローン問題に端を発した世界金融不安が高まる中、米国経済の後退が懸念され、ドル安と金価格高騰に拍車がかかりました。


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