外貨投資の基礎知識



金投資商品の特徴は?

それぞれどのような特徴がありますか?

金投資商品には、それぞれ次のような特徴があります。

純金積立
⇒ 毎月一定金額ずつ資金を積み立て、それを日割り計算して金を購入する商品です。
⇒ たまった「金」は、金地金や金貨として引き渡すことも可能です。
⇒ 購入代金1,000円につき25円程度の手数料のほか、1,000円前後の年会費が必要になります。

地金型金貨
⇒ 世界各国の政府が発行する法定通貨であり、10分の1トロイオンス(約3.1g)から買えるので小口投資向きです。
⇒ バーチャージは不要ですが、金価格に鋳造費などのプレミアムを上乗せして売買されます。

金地金
⇒ いわゆる「金の延べ板(棒)」がこの金地金に該当します。
⇒ 保護預かりしてくれる販売会社もあります。
⇒ 500g以上ですとバーチャージ(手数料)がかかりませんので、大口投資向きといえます。
⇒ 純度99.99%以上で、サイズは通常5gから1kgまで各種あります。

金ETF
⇒ 金相場に連動するETF(上場投資信託)であり、証券会社を通じて証券取引所の立会時間内にいつでも売買できます。
⇒ 現物を受け取ることはできませんが、保管の手間がなく、盗難や火災などで現物を失うリスクとも無縁です。

目的や運用期間、投資金額に応じて使い分ける?

金投資を始める際には、何のために金投資を行うのかを明らかにすることが大切です。というのは、例えば、「将来、子供や孫にプレゼントしたい」という場合、子供がまだ小さいなら、純金積立で殖やし、金貨や地金で引き出すという方法も考えられるからです。

また、運用期間別に商品を使い分けることも重要です。これは当面使う予定のないまとまった資金があるのであれば、その一部で金地金を購入し、中長期的に値上がり益を追求できるからです。

さらに、金価格というのは大きく変動することもありますので、金ETFを短期売買して収益を狙うという積極的な投資方法もあります。もちろん、その際には余裕資金で無理のない範囲で投資するということは言うまでもありません。

このように、目的や運用期間、投資金額に応じて、商品を上手に使い分けるのが「金」と賢く付き合うコツです。


金価格を決定する要因とは?(2)
金価格を決定する要因とは?(4)
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ドル・コスト平均法と金地金・金貨の購入手順
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金価格を決定する要因とは?(3)
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