金投資は投資の目的や投資金額に応じて使い分ける
金投資のスタイルには、金地金や金貨を購入する方法から、純金積立、金ETFまで様々ですので、次のような投資の目的や投資金額に応じて使い分けるようにしたいです。
■ある程度まとまった資金で「金」を買いたいというケース
ある程度まとまった資金で「金」を買いたいという場合は、金地金が向いています。というのは、500g以上の金地金を購入する場合には、原則として手数料がかからないからです。
例えば、小売価格が1g当たり3,000円でしたら、500g買うには150万円の資金があればよいということになります(税金は考慮せず)。
しかしながら、500g未満の金地金を購入するときには、バーチャージという手数料が発生しますので注意が必要です。
■少額資金で「金」を買いたいというケース
まずは少額資金で「金」を買いたいという場合は、地金型金貨が向いています。金貨には当日の金小売価格にプレミアムが上乗せされますが、バーチャージはかかりません。
しかも、このプレミアムは売却時に販売会社の買取価格に上乗せされますので、実質的な購入コストはほぼ発生しないことになります。
■少額ずつ「金」をためていきたいというケース
少額ずつ「金」をためていきたい人には、純金積立が適しています。一般的に、毎月3,000円以上からと、無理のない金額で「金」を購入し続けることが可能です。
純金積立の場合、年会費や手数料がかかりますが、ドル・コスト平均法で購入しますので、価格変動リスクの低減が期待できます。
■株式や投資信託のように「金」投資をしたいケース
株式や投資信託のような感覚で金投資をしたい場合は、金ETFが適しています。
金ETFでしたら、証券会社を通じてリアルタイムな市場価格で売買可能ですし、保管の手間も不要など、金地金などに比べて有利になっています。 |