CFTCとは?
CFTC(米国商品先物取引委員会)は、本来は、米国内のFXを含むデリバティブ市場での詐欺や市場操作などの不正行為を取り締まり、市場と市場参加者を保護することを目的として設立された機関です。
CFTCは、その市場や市場参加者の保護の一環として、大口トレーダーの口座を取り扱っている会社に、該当するトレーダーの建玉状況を毎日報告するように義務付けているのです。
なお、この報告では、規制内容が異なることから、トレーダーを大口ヘッジャー(当業者)と大口投機家(非当業者)に区別しています。
つまり、大口ヘッジャーと大口投機家の取組高が、毎日、CFTCにより報告されているというわけです。
COTレポートについて
CFCTは、大口投機家の建玉明細を「COT(Commitments of Traders Report)」として、基本的に毎週金曜日の取引終了後に、その週の火曜日時点の取組内容を発表しています。
個人投資家は、このCOTレポートを見ることにより、投機マネーの買い玉あるいは売り玉の増減を判断します。 |