外貨預金・外貨MMFの取引コストは?
外貨預金であれ外国債券であれ、外貨取引を行う際には、所定の為替手数料がかかります。
例えば、外貨預金の場合ですと、米ドルでは1ドルにつき片道1円、外貨の買いと売りの往復では2円が取られます。
また、外貨MMFの場合では、片道50銭、往復で1円というのが多いです。
FXの取引コストは?
FXの場合は、外貨預金や外貨MMFと比べると、為替手数料は格安です。比較的高めの手数料を取るところでも、片道10銭、往復20銭というのが普通です。
このように為替手数料が安いので、FXの場合には、比較的小さな値動きでも利益を上げられるというメリットがあります。
例えば、外貨預金に1ドル=100円で預けた場合、利息などを考慮しなければ、1ドル=102円まで円安ドル高が進まないと為替差益は得られないことになります。
これは、1ドル=101円で為替差益が出ていても、為替手数料が往復2円ですので、実質的には元本割れになってしまうからです。
しかしながら、FXであれば、例えば、1ドル=100円でドルを買ったとしても、1ドル=101円10銭まで円安ドル高が進めば、そこから先は為替差益になります。
よって、短期の取引で利益を上げようとする場合には、FXの為替手数料の安さは、強力な武器になるといえます。
ただし、FXの場合には、スプレッドには注意が必要です。
スプレッドとは?
スプレッドというのは、為替の売値と買値の差額のことです。
2Wayプライス表示されているビッドとオファーの値を見れば、スプレッドがいくらなのかはわかりますので、為替手数料と合わせて、コストの割安なFX会社を利用するようにしましょう。 |