＜「金」と損益通算できる主なもの＞
■金
■給与所得
■美術品（1個または1組の価格が30万円超に限る）
■不動産所得
■雑所得...など

＜「金」と損益通算できない主なもの＞
■株式
■債券
■投資信託
■土地建物
■先物...など

例えば、「金」を6年前に100万円で購入し6年後に200万円で売却したものと、1年前に100万円で購入し50万円で売却したものとの両方がある場合の税金は、次のように計算します。

■長期　⇒　売却価格200万円−購入価格100万円−特別控除50万円＝50万円
■短期　⇒　売却価格50万円−購入価格100万円＝△50万円
■損益通算　⇒　長期の売却益50万円−短期の売却損50万円＝譲渡所得0円

例えば、「金」を1年前に100万円で購入し50万円で売却したものと、4年前に40万円で購入した絵画を100万円で売却したものとの両方がある場合の税金は、次のように計算します。

■金　⇒　売却価格50万円−購入価格100万円＝△50万円
■絵画　⇒　売却価格100万円−購入価格40万円−特別控除50万円＝10万円
■損益通算　⇒　絵画の売却益10万円−金の売却損50万円＝△40万円

なお、△40万円については、他の損益通算可能な所得があれば相殺することも可能です。

□金を売却して損をしたときの税金は？
□金で売却損が出た場合の税金の計算方法は？
□金を相続したときの税金は？
□相続税と贈与税どちらが有利？
□相続時精算課税制度を利用するメリットは？

□残った損失は繰り越せる？
□金を贈ると贈与税がかかる？
□相続税の課税対象金額の計算は？
□相続時精算課税制度のポイントは？
□消費税アップは金取引に有利？