金地金の購入や売却には消費税がかかります。また、購入や売却時の手数料には消費税がかかります。

つまり、金地金の購入時には、金価格に消費税を上乗せした金額を支払う必要がありますが、売却時には消費税を上乗せした金額を受け取ることができるということです。

よって、消費税の税率が将来引き上げられた場合には、引き上げられた分だけ売却代金が増えることになりますから、それだけオトクということになります。

このように、金地金は消費税の引き上げにも強い商品であるといえます。

個人の場合、金地金の売買によって得た利益というのは、譲渡所得になります。

なので、他の譲渡所得と合算して年間50万円までは特別控除が適用されますので非課税となります。また、金地金を5年超保有し売却益が出た場合は、課税対象となる額が2分の1に減額されます。

ただし、いずれの場合でも、譲渡益が特別控除を超えると総合課税の対象になりますので、申告納税が必要になります。

しかしながら、5年超保有し売却した場合には、売買益から特別控除（50万円）を差し引いた残りの額の2分の1が申告所得になります。

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